非実在青少年問題で、規制反対派はカルト化していくのか?パート4.5〜広島血みどろ篇〜


http://togetter.com/li/31804


東浩紀氏の発言に噛み付いた人がいたようですなぁ。

簡単にまとめると氏が「石原都知事や猪瀬副知事をモンスターとして叩くのは非実在青少年問題の本質ではない」とツイッターで呟いたところ、規制反対派の一人がその発言に噛み付いてきたというもの。詳しいやり取りは上のトゥギャッターを見てほしい。

しかし規制反対運動に関わってる人って、自分たちの表現の自由には敏感でわめき散らすけど、他人の表現の自由言論の自由に関してはおろかなまでに鈍感な人が中にはいるように俺は思える。

俺は東氏の言うことがおかしいとは思えないんだけど、どこが彼ら規制反対派にとっては駄目だったのだろうか。この場合、氏に噛み付いてきたdensisijo氏だが。

densisijo氏は東氏に「そんな悲しいこと言わないでくれ、あなたの言ってることは勘違いだ」というようなことを東氏に言うわけなんだけど、それは違ってて、東氏が何を言おうがそれは氏の自由。この件での東氏の発言や考え方を「勘違い」と決め付けてしまう方こそ、俺はそこに潜む危険を感じてしまうのだがどうなのだろうか。

densisijo氏の発言を追っていると規制反対に一定の理解を示していた東氏が副知事と会った後に懐柔され、裏切られたような気分になったんだろう。
ただし、東氏は一度も規制賛成を宣言したり*1規制賛成派の議員を応援するような言動は一度もしてないんだよなぁ。そこんとこどうよ的な。

ただ東氏ほどの人物ともなれば多くのオタクの信頼も勝ち得ているわけで、規制反対運動をしていたりそれを支持している人にとっては後ろから足を引っ張られたにも等しく思えるのかもしれない。しかし東氏はそうした人たちに対してそこまで責任を負うべきか、というとそれは違うんでねーかなぁ。

東氏とdensisijo氏の意見がかみ合ってない、という話は多分、東氏が猪瀬氏に懐柔されたと思い込んだのと、後は東氏の文脈をもう少し読めなかったのかというところなんだろうと思っている。

densisijo氏の発言を追っていくと、どうもコミュニケーション能力と文章理解能力がないと思わざる得ない。densisijo氏も後で大事になって必死になって東氏と話し合おうという姿勢を見せたけど後の祭で両者は断絶したままだ。

もちろん規制反対運動はそういう人たちだけはないと思ってるけど、そういう、ロクなコミュニケーション能力の無い人や他人との距離感を測れない人に限って声が大きくて無駄に行動力があるのだから始末に置けない。規制賛成派も横暴な手段を使ってるから俺たちもそうする、いやそうせざる得ないといったところかもしれんけど、じゃあそれって最近巷を賑わしてるらしい「在特会」とか「主権なんちゃら」とか、以前うちの※欄にもあった「日護会」と何が違うのかなぁと俺は思うのだよね。そういう人に限って上の三組織を引き合いに出すのも何かの悪い冗談なのかと。

うちのブログでも、コメント欄にやってくる人たちの中にはそういう人がいたから余計にそう思うところもあるんだよね。

以下引用

東さんはオタク達が好き好んでこのような問題にストレス解消として関わっていると思われているのですか?それこそ盛大な勘違いです。私は少なくともこの問題で胃を破りました。RT@hazumaそもそもみんなの目的はなんなの? 権力叩いて欲求不満を解消することなの?
densisijo
2010-06-26 09:22:34

俺はごく一部にはストレス解消と反権力感情で喚き散らして狂犬みたいに噛み付いてるキチガイもいるんだと思ってるけどねw 
仮に真剣に表現の自由を守るためにまじめに活動しているとしても、それは自身で決めたことでありその際に受ける代償は「織り込み済み」なんだよ。胃に穴が開いただの言ったところで「だから何?」でしかない。

じゃあ規制賛成派の議員とか規制したがってるPTAや創価学会キリスト教関係者の人らが「あなたたちが条例成立の邪魔しているせいでこっちは胃に穴が開いた!」といったところでやっぱだから何? でしかないよなw  

世の中にはいろいろな反対運動してる人はいるけど、その人たちはみんな胃潰瘍になったりしてるのか? というとそうでもないのだからこの件で胃に穴が開いただの変なところで弱音吐くのはどうなんだろうなと俺はそこはかとなく思うのであった。
せいぜい、身体壊したなら運動やめりゃあいいじゃんキチンと身体直してからまた参加すりゃいいじゃんとしかそれ以外にかける言葉は見つからないのである。

ぶっちゃけ、石原猪瀬アグネスが憎くて憎くてタマンネー!!!!!!1111!!! とか、バカな萌えオタや同人誌即売会や大手サークルや「今日もやられやく」みたい影響力のあるブロガーが俺たちの思うように動いてくれない言うことを聞いてくれないとかばかり考えて思いつめてるから胃に穴開いたり、身体壊しちゃったりするんだと俺は思うのだがどうなんだろうな。

最後にトゥギャッターのコメント欄にあったコメントを抜粋させてもらうぜ。

 ヒステリー起こして、すぐ他人叩きに衝動を転嫁する、規制反対派の中でも口の悪いタイプの人たちは相応に自戒をすべき。 冷静な話し合いのできない人は、何かを口にするそのたびに、味方を背中から撃ってる自覚を持ってほしい。 そういう人たちが変化を起こしても結局は自壊するのが世の常。 しかし、あずまんの方も、数の暴力と衆愚政治がもたらす暴走に危機感を持ってほしくはある。 とはいえ、それを責めるのも恨むのもお門違いだ。
naonanigashi
2010-06-26 20:44:59

しかし味方になってくれそうな人や規制反対に理解を示していた人が離反するようなことが起きるのは長い目で見てどうなんだろうか。掃いて捨てる程の支持者がいるわけじゃないのにな。

*1:最後にはしているようだけど、これはやけっぱちになった上でのことだろう