規制反対派の人らはアラモード北原事件の検証が果たして出来るのか? 

http://otakurevolution.blog17.fc2.com/blog-entry-1202.html

規制反対運動に関連するブログでアラモード北原事件*1について語っているエントリーが。

以下気になったところを引用

この騒動、反対派にとっては、結構、痛いかも?。
「反対派はこういう人の集まり」なんてレッテル貼りに利用をしてくるかもしれない。
規制推進派の常套手段は「こじ付け」ですからね。
創作物規制にしても「こじ付け」以外の何ものでもないし。


痛いか痛くないかはともかく、反対派はこういう人の集まりと受け止められるのは仕方のないことなんじゃないかなぁ? こじつけでもなんでもなく。仮に向こう側がそれを利用したとしても、それは君たちの脇が甘かっただけの話だ。

そういう人の集まりではないとすれば、ではどうしてアラモード北原氏の暴走を止めることをしなかったのか? 訴えられて裁判が始まる初期段階において、氏をたしなめて諫言した規制反対派の人間はいたのか? 規制反対派のブログで氏の言動を批判した人間はいたのか? アラモード北原氏のようなやつらばかりではない! とするならどうして氏を批判する規制反対派が現れなかったのか?

俺が見る限りでは氏の尻馬に乗ってる連中ばかりだったんじゃないかな。裁判応援してます! スラップ訴訟許すまじ! 日本ユニセフの暗部を暴いてやれ! そういう無責任の声しかなかっただろう。氏のブログのコメント欄では諌める声や現実を見ろという声もあったけど、それらの声は全て日本ユニセフ工作員扱いにしたり、酷い場合は氏が批判者のリモホを晒したのに対して「歪みねぇ、管理人GJ」だのと煽っていたのを俺はしかと見ていたぞ*2

この事件の初期段階でアラモード北原氏や氏の尻馬に乗って煽っていた連中ばかりで諌める声なんかほとんどなく、あったとしても工作員扱いして排除しといていざ敗北となったら「「反対派はこういう人の集まり」なんてレッテル貼りに利用をしてくるかもしれない。」と言うのはちーとばかし都合が良すぎるんじゃねーのかね? 誰一人とて氏を批判もせず止めもせず、自浄作用を働かせなかったのではそういう人の集まりと見られてもそれは当然のことではないのかね?

アラモード北原氏が山口貴士弁護士から自身の言動や姿勢を叱責され、裁判を戦うことを断念して謝罪した時点になってなお、ユニセフの批判自体は止めない、それどころかまだスラップ訴訟ゆるすまじと言う人もいるけど、それをする前にまずどうしてこうなったのか? という検証を規制反対派がせず、自浄作用をしない限り第二第三のアラモード北原事件が起こると俺は断言する。

いやどうして起こったのかなんて大した検証しなくたって分かるよ。ネット上に転がる信憑性の低い情報で自分の思想や考え方に都合のいいものを、ロクにウラも取らずにテキトーに拾い食いして、あたかもそれが真実と断言してそれを土台にして日本ユニセフ批判をしたからだってのはさ。

俺の言う検証というのは、そのアラモード北原氏の暴走をどうして規制反対派の人らの中で止めよう諌めようという動きをしようとした人間が出てこれなかったのか? お前の考え方はおかしい、とアラモード北原氏やその無責任極まりない賛同者に面と向かって言える人間が規制反対派の中から出てこなかったのか? そういう検証である。

前のエントリーで書いちゃったけど、要はアラモード北原氏の類友ばかりだったからだろうけど、けど中にはそう考える人間もいたはずだ。まぁ批判したところで粘着されたり工作員扱いされるのが嫌だったのかも知れない。けれど批判も出来ないという空気を知らず知らずのうちに醸成していたんじゃないかね? 
日本ユニセフ憎しだけで、事実確認や情報のウラ取りなんてどーでもいいと思っていて、それがデマや誹謗中傷であっても日本ユニセフに打撃を与えられればそれでいいと思っているのではないのかね? 自分たちにとって都合のいい情報を耳にして気持ちよくなっているだけではないかね? 表現の自由を守るんだと言っている人間が、どういう理由があろうともそれやっちゃアカンやろ。自分で言論や真実を踏みにじるようなことして平気な顔してることを恥じるべきだ。

この辺を振り返って、省みることが出来なければ同じことの繰り返しで、やっぱ「規制反対派はこういう連中の集まり」という印象を与えるだけだ。それはレッテルでもなんでもなく本当にそういうことなんだと。

アラモード北原氏が受けた説教は、それは氏だけに向けられたものではなく、同様な言動をしてネット上で暴れているご同類の規制反対派全体に向けられたものであると肝に銘じた方がいいだろう。

*1:以後、日本ユニセフにアラモード北原氏が訴えられた事件をこう呼ぶことにする

*2:今現在は氏がブログ※欄を閉じたのでそれらの※は全部消されてしまったが