松永氏、オウム信者時代を語る

http://aum-aleph.g.hatena.ne.jp/matsunaga/20060320

読んでいて騒動当初のオウム一般信者の心情が伝わってくるので、アンチも擁護も松永氏の手記は必読だと言える。
しかし納得できない部分もある。

以下引用

ましてや、被害者でもなく、その直接の関係者でもない人たちから、なぜ、あるいはどれだけ罵られ続けなければならないのか。それもわからない。まるっきりわからない。

それが分からないから松永氏は今、批判の矢面の立たされているということなのだが。能天気にも程があると思う。
松永氏はサリンテロが誰にも降りかかる可能性があるということをどうして想像できないのか。誰もが被害者・犠牲者になる可能性があった。そうした想像力があるのであれば上のような発言は出てこない。故に松永氏は脱会してなお、今だにオウムに囚われているのだと指弾されるのだ。

あの時、日本にいる誰もが被害者となる可能性があり、そしてその後も第二・第三のサリン・テロに国民が恐怖したことを知るべきだ。オウムの逃亡犯が逃げ回っている今、事件はまだ終わっていない。そしていつまた、新たなテロによって犠牲者が出るかも分からない状況だと言える。