元オウム信者の松永英明氏

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060313

きっこ関連の騒動が意外なところに波及しているらしい。あめぞう系のブロガーの松永英明氏が元公安のスパイ、野田敬生氏によって元オウム信者であったことが暴露されてしまったようで、本人もそれを認めている。
以前、のまねこ騒動時に松永氏は祭りに参加してavexを叩いたり、avex社長に対する殺害予告まで発展したことに2ちゃんねらーを全体の集団として捉えて犯罪者予備軍と罵倒したことがあったけど、それがまんま自分に跳ね返ってきた形となっている。

そういえば、共時性とは言わないまでも先週末はちょっとした用事で関内にある横浜弁護士会会館に出向いたのですが、そこにオウムの残虐なテロルの犠牲となった坂本弁護士の碑があったことを思い出した。
考えてみるとあの事件は地元横浜で起こったことでもあったし、当時、小学生だった僕は一家族がある日、突然失踪するという出来事、しかもそれに妙な新興宗教が関わっているのではないかという疑惑(事実)に得体の知れない恐怖感を抱いたものである。
そうした無関係の家族まで犠牲になったことを考えると、それらに関連していた人が2ちゃんねらーを罵倒して犯罪者予備軍と決め付けて指弾するという図式はかなり痛々しいと思う。2ちゃんねらーというつかみ所の無い、2chの中でしか通用しない集団であるが故に2chに敵愾心を抱く人間にとってはとても罵倒しやすい対象ではあるのだが。

http://d.hatena.ne.jp/matsunaga/20060315

松永氏の騒動を見ていると、オウム事件は時の流れと共に風化しているようで実は自分たちの記憶に生々しく刻まれているということだろうと思った次第。
松永氏はそのことで一生重荷を背負うことを上のコメントで覚悟なされているようだが、無残に殺された坂本弁護士一家や仮谷氏、松本サリン事件で被疑者扱いされた河野氏サリン被害に合い、今だに意識不明の河野氏夫人や地下鉄サリン事件で今だに苦しむ被害者のことを考えると、それすらも甘いと思うんですがね。僕は間違っているでしょうか。