非実在青少年問題で、規制反対派はカルト化していくのか?パート4〜内輪揉めの果て〜


どうも例の「ななし」か「eatkyo146035.adsl.ppp.infoweb.ne.jpの名無し」のどちらかが2chのどっかの板のスレにうちのブログのアドレス載せて「2ちゃんえも〜ん、また苛められちゃったよぉ〜、とぁすぇけぇてぇ〜」とヘルプしていたようだけど「俺たちの敵は非実在青少年問題だから」とレス返されて袖にされてしまったようだな、デュフフ。

対立する相手を馬鹿の一つ覚えのようにネトウヨ呼ばわりしてる連中は自身のボキャブラリーの無さを恥じた方がいいよ、マジで(´・∀・`)。



そんなわけで例の「全国同人誌連絡会会長の坂田某が規制反対署名をばっくれた」という情報を元に発見したこのスレを今少しづつ読んでるのですが、このシリーズエントリーの最初にカマヤン氏が言っていた

考え違いしている即売会周辺の人々ならびに出版関係の人々は、現在最前線でロビー活動している人たちを大切にしろよ。

とスレの内容が非常にリンクしていることに気付く。なるほどこういう内幕があったわけか。情報元は匿名の掲示板ということである程度差っぴいて見る必要があるものの、去年辺りから同人誌即売会側と一部のカルト化した規制反対派との間に溝が出来ていた、ということなのだろう。

もう半年前に立てられたスレで過去ログ化していて、情報としては新鮮とは言いがたいところもあるのだが、カマヤン氏がどうしてあのような言動に至ったのかを示唆してくれたという意味ではヒントを与えてくれたeatkyo146035.adsl.ppp.infoweb.ne.jpの名無し氏には感謝しなきゃならんなw

想像するにカマヤン氏や氏を支持する人たちは、この運動をコミケ準備会や出版業界、そして政界をも巻き込んだ大規模な「うねり」にしたかったんだろうけど、頼りの準備会から袖にされ、影響力のある大手サークルも乗ってこずそれらの動きに苛立ちを感じているというのがおおかまな流れだろうか。

ちょうど政権が交代した直後にスレが立ってるのを見ると、色々と興味深いものがある。もっとも去年の選挙では運動に協力してくれていた社民党の保坂氏が落選していたりと、その兆候は政権交代前後からあったのかもしれない。

俺は社民党は政党としての役割はとっくに終えている党だと思っているので、いくらオタクやコミケを守ってくれる国会議員だからといってこの人に票は入れないしこれまでも入れたこともなかったのだが。しかし例の普天間基地問題では規制賛成派を笑えないようなこと言ってるよね保坂氏って。

話がかなり逸れたがスレをホジホジしてると、例の古鳥羽護氏のブログも。そういや去年の秋頃このコピペ話題になったっけ。

フィギュア萌え族(仮)犯行説問題ブログ版
コミケット77にコミック表現規制派の大規模偵察の可能性があります!

噴飯モノのコピペだw それはさておき、このコピペははてブでもコミケの理念に反すると批判されていたと思う。確かにコミケの会場に入った以上はアグネスだろうが規制賛成派だろうが宇宙人だろうが「コミケ参加者」扱いであって、ルールを守って入場している限りは彼らの行動を制限出来ないのである。

邪推するに、こうした一部の暴走した連中の所業にコミケ準備会は嫌気がさしていて、距離を置きたかったというのが真相ではないだろうか。各即売会の準備会は横の繋がりがあるため、コミケがそういう態度を取った後、横並びで他の即売会もそれとなく手を引き始めているようにも取れる*1

そしてそうした即売会側の態度に、カマヤン氏やうちのコメント欄に突撃した周辺の人間は苛立ちを感じていて上の発言に繋がったということだろうか。カマヤン氏は即売会関連から物心のバックアップは受けているとうちの※欄で言われていたが、だとすれば上のようなことは口にはしないはずである。

この手の運動に関わらず、去るものは追わずというのは基本なんだけどもね。ぶっちゃけ、付き合ってた女にいきなり別れ話持ち出されたら、こちとらどうしようもないのである。

未練がましく俺たちがやってやっていたのにとか、うちの※欄でも言ってた人がいたけど、仮に当事者であるサークルや即売会が好む好まなざるに関わらず滅亡の道を自ら選んだとすれば、それに対してとやかく言う筋合いは無いのである。それがどんなに間違ったことでも、災難が降りかかろうとしていてもだ。

スパコミでも開催側が独自に非実在青少年の反対署名をしていたようで、今更過ぎると彼らは批判していたけど、開催側が彼らカルト化した連中には頼らず独自にやっていく、というのであれば今更も何も無いのである。さすがに遅きに逸した感も無きにしも非ずだが、女性向けが強いイベントであれば仕方ないだろう。

それでも表現の自由を守りたいのであればコミケとかは放っといて自分たちでやり続ければいい。一番大切なのは準備会やその他の即売会、有名サークルからの支持や名前貸しではなくて、末端の参加者たちの支持を得ることではないだろうか。




規制反対運動に関しては、以前ここで挙げた田中秀臣氏イデオロギー面や陰謀論を根拠とした魔女裁判モドキの反対運動は慎むべきであり、政策面や制度面からの理論的な切り込みが出来ない限り、運動は実を結ばないだろうと予測している。

以下参考

田中秀臣さんによる東京都「非実在青少年規制法案」問題へのツイートまとめ
http://togetter.com/li/9844

今規制反対派に必要な人材は有名な漫画家やコミケ準備会、ましてや陰謀論を喚き散らし一方的な魔女裁判に終始するカルト化した連中ではなく、冷静かつ理論的は考え方が出来る人ではないだろうか*2
出来ればJSF氏のような冷静な判断と考察が出来る人材が後、ニ、三人ぐらいいれば事態も多少は変わったかもしれないけど、まぁ、無理なんだろうな。

*1:もっともカマヤン氏やそれに近しい人たちがこの問題でどれだけコミケ準備会に食い込んでいたのかは程度は分からないのだが。

*2:たどり着いたスレでも陰謀論に終始する連中は排除するべきだという意見が出ていた