非実在青少年問題における田中秀臣氏の発言集

ツイッター回ってたらこんなの見つけたんだぜ。

田中秀臣さんによる東京都「非実在青少年規制法案」問題へのツイートまとめ
http://togetter.com/li/9844

田中氏が条例案が成立していく過程の杜撰さを批判しているところに注目して欲しい。これは多分、誰もが思っていることだろうと思う。

同時に規制反対派への批判に言及しているのが面白いところ。田中氏はツイッターで一部の規制反対派にゴロ巻かれてしまっているようですが、ズンバラリと斬り捨てていますw 氏と規制反対派のやり取りを見ている限り、やはり役立たずの働き者はとっととガス室送りにした方がいいよナ! と思わずにはいられない。

氏の発言はこの問題を憂慮する俺たちのオタクに多くの示唆を与えてくれているのではないだろうか。氏が規制反対派に対して抱く危惧は、規制賛成派に対する批判がイデオロギー面での批判や罵倒に終始していることで、本当の問題は規制賛成派の人物のイデオロギー由来ではなくて、条例が成立していく過程の議会システムに根本的な問題があると言及している。

この問題で石原都知事レイシストだの、保守派とラジカルフェミストの野合だの、背後に創価学会キリスト教団体がいるだのというのは大した問題とは言えず、そういう条例の多くが成立過程において市民の目に触れずに議会や有識者の会議の中だけで淡々と決まってしまう、それ自体が問題なのであると氏は語る。

しかし大半の規制反対派は倉田潤の過去がどうのこうのだの、石原都知事や猪瀬副知事の人となりやイデオロギー面の罵倒や条例改正が通ればアニメやゲーム産業が全滅するという極論だけに終始して、本当の問題はそこじゃねーだろと、田中氏は言いたいのではないだろうか。

ただ田中氏はラジカルな規制反対派の言動にもウンザリしているようにも見える。本来であれば田中氏のような有識者を味方につけられる方がはるかに良いと思うのだが、氏の言動に突っかかる反対派は氏の言動を「売名行為」と罵る者もいるようで、そうした言動が有能な味方を減らしていくのではないだろうかと俺は思う。氏はどの規制反対派よりも規制反対派らしい言動だと感じる。

実際に非実在タグを辿るとアグネスや猪瀬副知事を喧嘩売ってネット上で勝利宣言してるだけじゃ駄目だと危機感持ってる人もいるんだけど、そういう声は他の大きな声にかき消されていくという悪循環に陥っているように見えるんだよね。


というわけで、田中氏の発言は一読に値すると思うので是非読んでみてチョーヨンピル。