ほぅとけないよぉ〜ぅ
http://whiteband.sakura.ne.jp/
楠瀬誠志郎風。話題としては少し古いですが現在進行形で進む「ホワイトバンドの黒い影」。白い輪っか腕につけてアフリカの貧困問題について考えてムーブメントにして政府に働きかけようぜというものです。
このホワイトバンド、300円で売ってますがこの中で実際にアフリカの貧困のために使われるお金の全く無く、代金のうち10%が貧困問題に携わるNGOのロビー活動費に使われるだけという、現状ではかなり胡散臭い、詐欺紛いの代物として以前から言われていました。さらにそのNGO団体の実態が中国や北鮮のロビイスト団体であるとの指摘もあるようです。
問題意識を持つのは大事だと思うんだけど、ムーブメントにして政府を動かしたところでアフリカの貧困は果たして解決するのかねぇ。金と技術出すならODAと同じで、ユニセフやODAといった従来の支援とはどういう違いを出すのか? それがあまり見えてこなくてNGO団体のロビー活動費という名目も極めて曖昧だ。具体的にどのようにして政府に働きかけるのか? それ以前に件のNGO団体はそれだけの力があるのか?
それにアフリカ貧困の責任はアフリカ諸国の政府と、それを裏からコントロールする旧宗主国や冷戦期で欧州に代わって新たな後ろ盾になったアメリカとロシア(旧ソ連)にあるだろう。ちなみにアフリカの内戦で使われている武器はイギリスや旧ソ連製、あるいは中国製が多いらしい。
ちなみにホワイトバンド運動が示す貧困国の中には「北朝鮮」も含まれているらしく、アフリカの貧困を救えという看板にはかなりの偽りがある。
まずは北朝鮮の貧困の原因を取り除かない限り、いくら貧困だから助けなきゃと言ったところで本当に貧困と飢餓に苦しむ国民は救われない。北鮮内で富を独占しているのは金正日と特権階級で、十年前に日本が行った米支援はみんな政府や軍の特権階級に持っていかれて、相変わらず下級層は飢えたままなのが現状ということをまずは理解しなければならないだろう。
病気の真の患部に目をそむけて、食糧と金だけを無責任に与えるという対処療法だけを続けたところで貧困という病気は完治しない。それどころが病気の進行に手を貸すことにもなりかねない。
根本的なところを見ずに貧困を救うんだという美名に乗せられると、物事の本質を見誤ってしまうだろうし、却って貧困の進行に手を貸すことにもなる。ホワイトバンドを買った人たちのうち、どれくらいそれを理解しているのか気になる。多分有名人がつけてるからという程度のものだろうけど。
ちなみにこういうサイトもあるようです。
なかなか口には出せない本音ですが、何も考えずに貧困を無くすんだの一点張りの主張よりかは真実味はあるでしょう。
個人的に気になった関連サイト&ブログ一覧
http://blog.livedoor.jp/oisa25012/archives/30895034.html
http://www.geocities.jp/red_band_campaign/index.html
http://blog.goo.ne.jp/facer1902/e/0e71abb02557b8b487ebccb68da322cf
http://www3.ocn.ne.jp/~zip2000/live-aid.htm
http://diary.tea-nifty.com/blog/2005/07/post_089b.html
http://blog.goo.ne.jp/yasu1024_october/e/b7fc1b4e615dae02ec67a3e33506c771
http://blog.goo.ne.jp/yasu1024_october/e/69c7f3f1e8cfee5e08a8a59a02755b07
http://whiteband.tripod.com/