avex社長に対する2chでの殺害予告、内1件はavex関連会社の会員回線からのアクセス

最早本題から離れつつあるこの騒動ですが、現時点ではあくまでavex関連プロバイダー会員による殺害予告書き込みであって、avex社員による自作自演工作と決まったわけではないものの、かなり怪しいらしい。

まずはavex側がのまねこ関連騒動で謝罪した際にカウンターとして2chでのavex社長や社員に対する殺害予告をマスコミに発表したこと。これによってavexに非があったことを認める謝罪会見よりもネット上での殺害予告が大きく報じられてしまった。
avex側がどういう意図で謝罪と同時に2chでの殺害予告を出したのか、ある程度想定は出来ると思う。

殺害予告はどういうことであれ、許されるものではない。が、謝罪会見で同時にそれを出して一方的に被害者面をするのはかなり厭らしいやり方だろう。謝罪会見で発表しなくても警察に被害届を出すことは出来たはずだし、2chでの殺害やテロ予告といった書き込みをする不逞の輩の大半は2ch運営側の協力もあって逮捕されている。

そして、もしavex関連プロバイダーの会員が書き込みをしたのであれば、avex側で会員の個人情報を特定することも難しくない。警察に被害届けを出して、捜査が始まった段階から関連プロバイダーで書き込みをした会員を特定するように要請を出せば、即座に警察に会員情報を提出でき、かなり迅速な行動が出来るはず。
個人情報保護法があるとは言え人命がかかることである。警察とグループ企業へ協力することなど簡単なことだ。しかしそのようなことは現時点ではまだ出来ていない。どういうことだろうか。ひろゆきが「そちらのプロバイダーの会員さんですからavex側で調べたらどうです?」と疑問を投げかける理由も分からなくもない。

これは自社のCDが売れないのをネットのせいにして、強引にCCCDを導入した時の再演と言えなくもない。自分たちを被害者に見立てて、その裏で不誠実な行為を正当化する。企業としての姿勢としてはかなり疑わざる得ない。
ネットが音楽を壊す、だからCCCDで音楽文化を保護して一般ユーザーを不便に追い込むのは仕方ないと言いながら、今度はネットから発生したキャラクターを搾取してそれを恥じないダブルスタンダード、そして謝罪して企業としての誠実さを見せなければならない場面で「俺たちも被害者だ」とあてつけるように2chでの殺害予告を大々的に発表する。真摯に謝罪しようとする企業の姿勢とは到底思えない。
CCCD騒動からavexの企業体質を見続けているウォッチャーから見れば、とんだ茶番劇にしか見えない。自作自演を疑われても仕方ないだろう。それだけ信頼を失っているということなのだ。

■追記1

のまねこグッズの一部が発売中止へ。またO-ZONEの第二弾シングルも発売中止になったらしい。

http://www.et-c.com/takarajima/333/page028.html