永遠のフォウ騒動その2

http://www.makonako.com/mt/archives/2005/08/_z.html

今回の騒動で島津氏に問題があると断罪するブログを発見したので紹介しておきます。この件で無くとも、何か騒動や事件が起こると必ず被害者側にも問題があるのではないかと穿った意見を言う人間は必ず出てきます。それが合っている場合もままあるのですが、そうでない場合はただの被害者に対する中傷になってしまう。上で上げたブログはまさにその典型的な中傷例と言えるでしょう( ´_ゝ`)。

今回の騒動では島津氏は事前に富野監督に「君にやってもらいたい」と言われて日々の仕事をこなしながらもオファーを待っていたが、それが来なかったのである。そんなにフォウが大切なら自分からガッついてでも名乗るべきだろと言う意見もあるでしょう。しかし富野監督から言質をもらっている以上、白紙状態から「私が私が」という態度は出来ないはずだし、監督から言質をもらった以上は正式なオファーを大人しく待つのが大人の態度というものでしょう。

以下TB先より引用

事実かどうかはわからないが、最初に島津冴子が引退したという情報が頭にあり、その流れの中での一連の動きであれば、あっさりと本人探しを諦めたのは頷けることだ。一応日本俳優連盟の名簿はしっかり調べ たものの、そこには連絡先が書いてなかったようだし。

では、音響監督は一体どこから引退という情報を耳にして、その情報を鵜呑みにしたのか?キャスティングボードを握る責任者がロクに調べもせず、引退情報のウラも取らずにあっさりと本人探しを諦めるというのは仕事に携わる者の姿勢としていかがなものか。一概に責められないとは言うが、仕事を果たしていなかった、富野監督に正確な情報を伝えられなかった以上はやはり責められるのは仕方のないことです。思い込みや決め付けで仕事を進めて失敗すれば、叱責されるのは当たり前です。

そもそもこの騒動の問題点は

1.富野監督は島津氏を起用したかった
2.音響監督が富野監督に「島津は引退した」と嘘をついたこと
3.そこでじかに島津氏に連絡をしようとした富野監督に音響監督が使われていない電話番号を教えたこと

にあるわけで、島津氏の過去の言動や手記における矛盾点、島津氏側の落ち度の問題ではないはずです。
それどころか、勝手に自分の知らないところで引退していると決め付けられれば今後の仕事にも差し支える場合もあるわけで。その影響を考えればやはり島津氏の言い分と怒りは正論だと思うんですよね。引退情報が業界内に広がれば仕事にも支障が出てくるわけで、これは島津=フォウの問題ではなく島津氏個人の声優生命にも関わることでしょう。

ファンの中には島津氏が感情的になって、楽しみにしていた作品が台無しにされたと言う人間もいるわけですが、こういった流れや島津フォウが好きなファン側からの突き上げ等をみると「暴露」せざる得なかった島津氏の事情も理解しなきゃアカンでしょう。富野監督からして「騙された」と言っている以上、やはり音響監督のキャスティングに問題があったとしか判断が出来ないわけです。

騒動が広がるにつれて、問題の本質(音響監督が何故嘘をついたのか)を見誤って感情的になっていることをさも悪と断定して島津氏をバッシングする輩も出てくるのが困ったことです( ´-`)y-~~ 
先のとらぶるうぃんどうず騒動の時もそういう連中は少数派ながらもいたし、森本のオサーンにストーカー被害にあっていたCLAMPが公式サイトで一連の事実を公表した時も「ちょびっつみたいな寸止め漫画描いてたCLAMPにも問題はあるだろ」と的を外した発言をしたwebサイトが過去にありましたからねぇ。

■追記

ファンの中にはZガンダムを楽しみにしていたのにこの騒動のお陰で嫌な気分になった。従って騒動は島津氏や公開を許可した富野監督にも責任があると主張する人がTB先のコメント欄にいるようですが、そもそも御大はファンの心情や声なんか気に止めない、聞く必要もないと公言しているので騒動が起きたことに対する責任論を持ち出しても無駄だと思いますがね。音響監督の言い分を鵜呑みにしてしまった、総監督としての責任はあると思いますが。
TB先のブログはかなり間違った情報を元に島津氏をバッシングしているようなので、かなり悪質と言えます。間違った情報で叩く辺り、島津氏をパージした件の音響監督と同じ手法と言えるでしょう。