みつみ美里氏のサークルで販売拒否

みつみ氏公式ブログ
http://mitsumi.sblo.jp/article/3003007.html

去年の冬コミでこんなことがあったらしい。みつみ氏の預かり知らぬところでこうなってしまったようで、氏に対する批判が集まっているようです。

しかしコミケ同人誌即売会での「販売拒否」って、みつみ氏が最初というわけではないので特に悪い前例が出来たと騒ぐことはないんじゃないかと思いますな。
昔、10年以上前に新田真子氏がやはり特定層(男性)への同人誌販売を拒否してその内容をコミケカタログ内で主張したことがある。その時も氏に対して批判が起こったけれど、氏はそれを曲げることはしなかった。

この問題って末端のスタッフが暴走して当のみつみ氏が「そのつもりはなかった」ということと、トレース問題も絡んでくる話なので難しいところだけど、個人的には販売拒否はやり方としては「有り」だと思う。特に悪い前例や、一部の人らが懸念するような問題ではないだろうと思いますな。すでに前例があるのと、表に出てないだけで特定層や特定の人物に対する「販売拒否」ってもっとあると思うんだよね。

あと逆に売りたくない人、俗に言う「招かれざる参加者」に自分の作った本売りたくないけど逆恨みや付きまとい行為が怖くて販売を断れないサークルさんの方が圧倒的に多いと思います。今回の騒動がこういう、表に出てこない層にどう影響するのかが興味深いんじゃないかと。もっともこの騒動一つで劇的に変わらないしだろうし、広大なコミケではみつみ氏の騒動とその影響は局地的なものでしかないでしょうからね。

ただし販売拒否のカードってのは大手サークルの場合は批判やイメージダウンになることと、普通の中小サークルの場合は「単なる自意識過剰w」の謗りを浴びせられることを受け止めないといけないし、ネット内外からの批判に動じずに姿勢を曲げないのであれば逆に僕は評価したいところです。

http://blog.livedoor.jp/increment/archives/50872993.html

このブログではみつみ氏に比較的、同情的なエントリーですが、僕も同意したいところです。コミケのお客様化とかは特に。けど大手サークルの肥大化やブランド化も「お客様」の増加に拍車をかけている部分はあるのは事実。理念と現実の差ってのは大きいと感じました。