僕が電波男を胡散臭いと見る理由

前日のエントリーでたまたま電波男関連のTBがあったのと、とらぶる・うぃんどうず騒動と電波男を関連づけるなというお叱りのコメントを貰ったということで、ちょこっとだけ電波男について言及しよう。

http://d.hatena.ne.jp/subscriber/20050414

で触れられている電波男に胡散臭さを感じる人たちってのは、自分の場合はイデオロギーに対する不信に近いものはあるかも知れない。なんかオタクたちを煽って「今こそ立ち上がれ」みたいなそういうの。

つーか、槍玉に挙げられている電車男を読んで「社会の廃棄物であるオタクと負け犬をくっつけとけ。そうすればいろいろ問題解決。オタクも女を知れてよかっただろ」という風には自分は読めなかったんですよ。ただのそこらに溢れている物語の一つでしかなかったですよ。電車男の中にそういう意味が含まれていたというのは、自分の読書力では分かりかねた。

だからこの電波男の初っ端からの主張にズレがある。更に言うなら電車男を意識しているオタクは皆無、は言い過ぎだけどあまりいないんじゃないか。電車男に彼女が出来ようが、実は電車男はフィクションだろうが、オタは見向きもせずにエロゲーやったりガンプラ作ったりするだけだと思う。中には普通に彼女のいるオタクだっているからね。
そこに電波男が現れて「お前ら電車男にだまされるなよ」といわれてもねぇ。何言ってんのコイツってなる。自分が胡散臭いって思うのはそこから来てるのかも知れないね。最初から騙されちゃいねぇよって。

ただ電波男で作者が本当に言いたいことってのは何もアンチ電車男電車男を徹底的に腐すことじゃないってのは理屈じゃ分かっているけど、そういう言動の部分で拒否反応が出るような気はする。

でもアレだな、こうやってblog界隈で電波男が話題になることは作者の狙い通りなんだろうな。あえてその狙いに乗ることにする( ̄ー ̄)ニヤリ。